働く人の声 Interview

矢野 和彦
職種
サービス管理責任者
所属
大分県糸口通勤寮(宿泊型自立訓練施設)
職名
副寮長
在籍年数
24年
資格
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、第二種衛生管理者
現在の仕事内容を教えてください。
 私は宿泊型自立訓練という障がい福祉サービスのサービス管理責任者として勤務しています。宿泊型自立訓練は、全国的にも希少になりつつあるサービスで、2年間の標準利用期間を終えた先にあるご利用者一人ひとりの望む地域生活実現に向け、様々な社会生活力の獲得を目指した支援が提供されます。
 私の主な業務は、大きく2つに分けられます。1つは『支援の進行管理』です。ご利用者との日々の関わりを大切にし、その関わりがご利用者の未来にどう影響するかを重視しながら、相談援助や面談、関係機関と連絡調整、ご家族との連携、チームでの支援に係る助言・指導などを行っています。ご利用者毎のニーズや目標に合わせたサービス提供の進行管理を通じて、個々が自分の力で社会で生活できるようにサポートしています。もう1つは『働く職員の労務管理』です。職員それぞれの業務負担の把握と必要に応じた調整、休暇管理などを行い、職員が働きやすくやりがいを持てる職場環境を整えられるように努めています。
 これからも、ご利用者と働く職員の笑顔を大切にできる事業所づくりに取り組んでいきたいと思っています。
仕事のやりがいや魅力について教えてください。
 ご利用者と一緒に考え、悩み、笑い、喜びながら、一つずつ課題を解決していくことで得られる達成感や充足感は、現場で働く一番の魅力だと感じています。
 特に、糸口通勤寮は通過型の施設ですので、ご利用者は2年もすれば退寮していきます。ご自身の将来に向け、一つでも多くの『生きやすさのための力』を身につけていく過程に触れ、獲得できた瞬間を共有できることは、私を含め職員全員のモチベーションとなっています。
 支援は、状況が違えば答えも一つではない難しさがあります。これまでに受けた喜びを皆さんに少しでもお返しができるよう、自身もスキルを高め、成長し続けなければと思っています。
福祉のしごとを志したきっかけ、事業団を選んだ理由は?
 私の場合、福祉の仕事を志したというたいそうなきっかけは語るほどありませんが、入団まもなく先輩職員から受けた「こちらから配慮することだけが障がいのある方との付き合い方でなく、お互いに関わりながら共に成長していくために何ができるかを考えることが大事。」という言葉を大切にしてきました。今、思えば、入団後に福祉の仕事を続けていくためのきっかけをいただいた気がします。これまでを振り返ると、目の前のご利用者のために考え、取り組むことで、多くの笑顔をみることができ、たくさんのありがとうをいただきました。誰かの役に立ち、感謝されることの喜びを感じることができました。
 そして、入団して24年が経ちました。この法人で福祉の仕事を続けてこれたのは、ご利用者支援が好きということもありますが、何よりも事業団の働く環境や先輩・同期とのつながり、同僚や部下に助けられる環境があったからだと、とても感謝しています。
これから事業団を志望する人へメッセージをお願いします。
 大分県社会福祉事業団は、幼児期からの療育や障がいのある方の生活支援、地域での生活や就業の援助、相談支援、高齢者サービスなど、多種多様な福祉事業を展開しています。
 そして、総合職の採用では、県内にある事業所を適時、異動することになります。私も24年間で6つの事業所で働いてきました。その経験では、障がい種別毎の支援の在り方(関わり方など)の新発見や知らないことを学ぶ楽しさ、人との出会いがあり、その多くの刺激が自身の成長につながったと実感しています。各地の名所や美味しい食べ物との出会いも楽しみの一つです。
 また、雇用環境では、育児や介護の休暇、育児休業明けの短時間勤務、働きながらの資格取得を奨励する制度も整っています。個人的には待遇(給料)面も安心できる環境だと思っています。
 誰かの役に立ちたいという想いを持っている皆さん、一緒に働けることを楽しみにしています!!
 
~これからエントリーをお考えの皆さまへ~
  近所の当法人事業所を見学するなどし、職場の雰囲気を感じてみるといいですよ。見学は、どこの事業所でも受け付けてくれますので、ぜひ一度、訪問してみてください。待っています!!  

1日のスケジュール

8:30
出勤
8:45
朝礼
9:00
書類確認・電話対応等
10:00
移行型GHのプログラム検討会への出席
12:15
休憩・昼食
13:00
ご利用者支援・面談
事務業務・関係機関との連絡調整等
16:00
金銭管理関係の資料作成
16:45
夕礼
17:15
退庁

休日の過ごし方

 休みは、ほんとにあっという間に過ぎてしまいます。最近は、体重が増えつつあり、疲れやすかったりと体の衰えを感じることもありますので、休日は、いろいろな場所をウォーキングしたり、ゴルフに出かけたりと少しずつ体を動かすようにこころがけています。私用での年次有給休暇の取得はもちろんですが、お互い様の感覚で有休を取得しやすい職場環境があることは、とてもありがたいです。