働く人の声 Interview

本田 菜穂美
職種
言語聴覚士
所属
地域生活支援センターはぎの(こどもデイサービスぴーす)
職名
主任
在籍年数
6年
資格
言語聴覚士
現在の仕事内容を教えてください。
 地域生活支援センターはぎのこどもデイサービスぴーすで言語聴覚士として働いています。児童発達支援(未就学)では個別訓練を行っています。訓練では保護者に発達歴や困りごとを聞いて全体像と主訴を把握した後に発達評価を行い、訓練プログラムを立案します。集団療育の支援にも言語聴覚士として携わっており、支援員と一緒に療育を行っています。また、保護者やこども園などの関係機関へ評価の伝達を行うなど他機関との連携も行っています。放課後等デイサービスでは集団療育の支援を中心に、課題の設定や関わり方の助言を支援員に伝えながら、一緒に療育を行っています。お子さん達の笑顔と成長の為に、毎日私自身も楽しく支援に取り組んでいます。
仕事のやりがいや魅力について教えてください。
 こどもの成長と笑顔が一番のやりがいです。特に未就学のお子さんの成長はめざましく、1つ1つの設定した目標が達成できると、職員みんなで達成感を得ることができ、全員のやりがいに繋がっています。笑顔のための支援では「その時の楽しい」だけでなく、「将来を見据えた楽しい」を視野に入れていますので、お子さんにとって楽しいことばかりではなく、ちょっと苦手ながんばるポイントもあります。たくさんの笑顔と同じく、がんばっている真剣な顔、やりきった後のドヤ顔、悔しかったときの泣き顔等、たくさんの表情や気持ちを引き出せることが、成長の喜びと共にこの仕事の一番の魅力だと思っています。
福祉のしごとを志したきっかけ、事業団を選んだ理由は?
 医療施設で11年の臨床経験を積んだ後、福祉の仕事を目指しました。近年、早期療育が注目され、療育を求めるお子さんは増え続けています。障がいへの認知度が高くなりましたが、専門機関ではフォローしきれないケースも増えてきました。医療でフォローできないケースは今後福祉でのフォローが広まっていくのではないかと考え、より多くの療育を行えることを目的に福祉の仕事を目指しました。事業団を選んだ理由としては、現在は色々な事業所に作業療法士、理学療法士、言語聴覚士が常駐していますが、私が目指した時は事業団のみでした。福祉でのリハビリテーションを早期に取り入れていた事業団に惹かれ、入職を決めました。
これから事業団を志望する人へメッセージをお願いします。
 私の働くぴーすでは、上司・同僚みんなで報連相を密に行うことで、チーム支援が充実して行えています。組織として上司が中心となり、どんな些細なことでも話し合い・伝え合うことで、色々な視点と考えや支援方法を共有することができています。事業団全体で「風通しのよい職場づくり」に取り組んでおり、ぴーすでは言語聴覚士からの伝達・助言はもちろんですが、支援員からの「どうして?」「どうする?」の気づきの質問も多く、みんなの意見が飛び交う風通しの良い環境ができています。また、地域生活支援センターはぎのでは地域系の事業が6つあり、各事業で困ったことがあれば、事業の垣根を越えて協力し合うことが当たり前に行われており、とても素晴らしい職場です。

1日のスケジュール

8:30
出勤・準備・朝礼
9:00
児童発達支援
言語聴覚療法(個別訓練)、集団療育支援
12:00
食事支援
13:15
休憩
14:00
放課後等デイサービス      
言語聴覚療法(個別訓練)、集団療育支援、送迎支援
17:00
記録など
17:15
退勤

休日の過ごし方

 2歳と4歳の息子がおり、休日は家族4人で出かけます。平日は子どもと関わる時間が短いため、休日はしっかり向き合うようにしています。公園で遊んだり、商業施設に行ったり、支援センターに行ったりたくさん遊んでいます。休日は1週間分の食料の買い出し、拭き掃除、オムツの名前書き…やることがたくさんありますが、夫婦で協力して家事も育児も楽しんでいます。