理事長 ご挨拶

 

 日頃より当法人の事業運営にご理解とご協力をいただき、感謝を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、北京五輪・パラリンピックが開催され、日本選手団が冬季五輪において過去最多18個のメダルを獲得するなど、年明けから歓喜に包まれました。しかしそのような喜びも束の間、2月24日、ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵攻が開始されるという、世界の安全保障、その秩序の維持における深刻な局面を目の当たりにすることとなり、国内にも大きな衝撃がもたらされました。

 新型コロナウイルスはデルタ株からオミクロン株、そしてオミクロン株の派生型へと様々に変異を続けながら幾度も感染のピークを迎え、現在の第8波に至っています。

 続くコロナ禍、そしてリアルタイムに戦争の状況が報道される日々に、私たちは誰しも否応なくあたりまえの日常の有難さ、その大切さを実感したのではないでしょうか。

 日々の生活の大切さ。
 昨年は法人として徹底した感染防止対策を継続しつつ、「ウイズコロナ」の観点にたち、各施設、事業所では様々な制限を少しずつ緩和しながら日常生活を取り戻すことに努めました。旅行などご利用者が楽しみにしている行事や地域交流の再開。外泊帰省では保護者の方々に感染防止や体調管理に多くのご協力をいただきました。ご利用者の笑顔は私たちを支え、支援業務のやりがいや喜びを再認識させてくれました。また職員一人ひとりの日々の生活、ワークライフバランスの向上のためにも様々に協議を重ね、出生サポート休暇の創設や、正規・非正規職員の待遇格差是正のための諸規則の改正、勤怠管理システムの導入や勤務エリアを選択できる一般職採用の実施など、安心して働くことができる体制を整えることに尽力した1年でした。

 今年もご利用者の安全・安心な生活の維持、加えて望む暮らしの実現、および職場環境の更なる改善に向け、具体的行動につなげて取り組んでいく所存ですので、関係者の皆様には一層のご指導をいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

 最後に事業団職員の皆様へ。
 昨年は「日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れずに、小さな喜びを大切に」とのモットーをお伝えしました。令和5年新たな1年のスタートに当たって、意識し、実践をお願いしたいことは、「助け合う」こと、そして昨年に引き続き「感謝を伝える」ことの2つです。困ったときに周囲に「助けて」と言うことができる組織は、自分自身も誰かを「助ける」ことができる組織です。そして「助け合う」ためには、周囲の様子をよく見て、感謝の気持ちを積極的に表出することが不可欠です。お互いに助け助けられ、感謝のことばが飛び交う1年になるよう、法人一丸となって取り組んでいきましょう。

社会福祉法人 大分県社会福祉事業団

理事長  青木 繁