理事長ご挨拶

 

 日頃より当法人の事業運営にご理解とご協力をいただき、感謝を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、長年、私たちの生活に影響を与えた新型コロナウイルスは昨年5月8日に感染症法上の分類が季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行しました。これにより、行政が日常における基本的感染症対策を求めることはなくなり、外出の自粛要請などもなくなりました。久しぶりに気兼ねなくご家族・ご友人と交流できること、遠方に足を運び地域の文化に触れることに喜びを感じた方も多かったのではないでしょうか。

 当法人におきましても、ここ数年実施できなかった地域交流の行事等を徐々に再開しました。地域の感染者状況等から規模を縮小したものもございましたが、ご家族・地域の方にご参加いただいた秋のお祭りなどでは、大勢の方々にご来場いただきました。会場にはご利用者、ご家族、地域の方、職員のたくさんの『笑顔』がありました。改めて、人と人との交流・繋がりの大切さや尊さを感じ、良いリスタートが切れたことを喜ばしく思います。引き続き、地域共生の拠点となるべく活動を継続してまいります。

 また、我々社会福祉法人にとっての永遠のテーマであると考えております「ご利用者の人生に寄り添うこと」が実現できるよう、さらなる職員の専門性向上のため、昨年はサービス別の4つの専門部会「施設等支援」、「地域生活・相談支援」、「児童発達支援」、「就労支援」、を立ち上げ活動を始めました。部会毎に課題検討や施設間研修、先進地視察などに取り組み、それぞれサービス提供のあるべき姿を追求して具現化し、発信してまいります。

 今後も、ご利用者の安全・安心な生活の維持に加えて、地域との繋がりを大切にし、地域に根ざした法人運営を行ってまいりますので、関係者の皆様にはより一層のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

最後に事業団職員の皆様へ

 昨年のモットーは「助け合う」こと「感謝を伝える」ことでした。令和6年の始めに皆様にお願いしたいことは「相手を敬い笑顔で対応」、「ありがとう」を伝えることです。皆様の職場では「ありがとう」の声が飛び交い、笑顔で対応ができていますか。「ありがとう」の言葉の根底にあるものは、目の前の相手を大切にして敬う心だと思います。

 自分に関わる人を敬い、笑顔で対応し「ありがとう」を伝えながら、事業団の未来を共に創造してまいりましょう。

 

社会福祉法人 大分県社会福祉事業団
理事長  銅城 義則